その日のうちに再セットアップして引き渡した。ここまでは至って通常の対応。しかし、このHDDの壊れたパソコンの持ち主TさんはどうしてもHDDの中身が諦めきれない様子。
Tさん:「HDDの中のデータ何とかならないかなぁ〜」
私 :「ん〜BIOSで認識してないですからねぇ〜認識さえすれば手はあるんですが...」
Tさん:「あ゛〜っ...ショックだなぁ〜」
私 :「お金さえ出せばHDD救済サービスもありますけどねぇ〜」
Tさん:「・・・」
そりゃ、ショックだよなぁ〜自分の仕事しているデータが全部なくなるんだからね。このTさん、人と接するときの物腰も柔らかくまあ感じの良い人。なんかヤな奴だったらそのままほっとくんだけど...
私 :「TさんのHDDの場合、壊れる前に異音とかしてなかったようですから、ひょっとするとHDD内のディスクは大丈夫かもしれません。その場合、原因はHDDの基盤にあるわけですが、全く同じHDDがあればその基盤を交換すればHDDが読めるかもしれません。」
Tさん:「ホントー!?是非お願いします!」
私 :「あくまでも可能性があるだけです。あまり期待しないでくださいね。」
と言うことでHDDの2個1個作戦を実行することに...結果はOK!無事に全データを抜き取ることが出来ました。
ちょっといい事したかな...おかげで他の仕事にしわ寄せが...(^_^;)
#HDD等の精密電子部品の分解は危険です。良い子はマネしないでね。
今回はたまたま運が良かっただけ、これで壊れたHDDを救済できるとは限りません。