と言うことで、今日は雨にちなんだ話を書きます。
この時期、シトシト降る雨を眺めているとふと頭に浮かんでくる歌がある。「雨降り」だ!
「雨降り」とタイトルを言ってすぐ反応する人は少ない。下記に歌詞を書いてみた。
1.雨 雨 降れ 降れ かあさんが
蛇の目でお迎え うれしいな
ピッチピッチ チャプチャプ ランランラン
2.かけましょ カバンを かあさんの
後から行こ行こ 鐘が鳴る
ピッチピッチ チャプチャプ ランランラン
3.あら あら あの子は ずぶぬれだ
柳の根かたで 泣いている
ピッチピッチ チャプチャプ ランランラン
4.かあさん ぼくのを 貸しましょか
君 君 この傘 さしたまえ
ピッチピッチ チャプチャプ ランランラン
5.ぼくなら いいんだ かあさんの
大きな蛇の目に 入ってく
ピッチピッチ チャプチャプ ランランラン
恐らくほとんどの人が1番の歌詞を見て「あぁ〜」と思ったのではないだろうか。
しかし、5番まで知っている人はあまりいなかっただろう。私も今日調べて知った。(^_^;)
この「雨降り」は作詞 北原白秋 作曲 中山晋平の名コンビが生んだ懐かしい童謡だ。
と、前振りはこの辺までにして
この歌詞に出てくる蛇の目とは?
実は正確に言うと蛇の目傘のことなのだ。じゃあ、蛇の目傘とはどんな傘?
下写真のような和傘に丸い線の入ったものを言います。
蛇の目傘は開いたとき丸く見える白地の輪が大蛇の目を思わせる事からついた名称なのです。
最近では番傘より細身の色鮮やかな傘を総称して蛇の目傘と呼ぶそうだ。
ところで余談だが、3番の歌詞に出てくる柳の下で泣いているずぶぬれの少年は幽霊だったという説も...
【関連する記事】